聖書箇所を読む
35さてその日、夕方になると、イエスは弟子たちに、「向こう岸へ渡ろう」と言われた。
36そこで、彼らは群衆をあとに残し、イエスが舟に乗っておられるまま、乗り出した。ほかの舟も一緒に行った。
37すると、激しい突風が起り、波が舟の中に打ち込んできて、舟に満ちそうになった。
38ところがイエス自身は、舳の方でまくらをして、眠っておられた。そこで、弟子たちはイエスをおこして、「先生、わたしどもがおぼれ死んでも、おかまいにならないのですか」と言った。
39イエスは起きあがって風をしかり、海にむかって、「静まれ、黙れ」と言われると、風はやんで、大なぎになった。
40イエスは彼らに言われた、「なぜ、そんなにこわがるのか。どうして信仰がないのか」。
41彼らは恐れおののいて、互に言った、「いったい、この方はだれだろう。風も海も従わせるとは」。
01
無理なく読める箇所を選ぶ
短い箇所を読む前に、聖書全体を理解する必要はありません。福音書の一つの場面、短い詩篇、書簡の冒頭の段落から始めましょう。書物の紹介を使うと、どんな種類の文章を開いたかが分かります。
このレッスンでは、下のマルコ4章35〜41節を読みます。始まり、変化、対話、結びの問いがある場面です。大量の背景知識を先に集めなくても、具体的な展開を追えます。
02
最初は、一つ一つの疑問で止まらずに読む
まず場面全体を読み、何が起きたかをつかみます。読者として出来事を追いますが、書かれていない会話や細部は加えません。最初の目標は、短く、正確に内容を言い直すことです。
次にもう一度読みます。誰が話し、何が変わり、どう終わるかに注目してください。分からない細部は疑問として記録し、先へ進みます。本文の中で明らかになる問いも、再読が必要な問いもあります。推測で埋めず、未解決のまま残して構いません。
03
三種類のメモを分ける
「気づいたこと」で始まる一文を書きます。ほかの人も本文で確かめられる内容にしてください。次に「疑問」として問いを一つ、最後に「考えたい応答」として、自分の振り返りや行動の案を書きます。
この区分によって、最初の印象を本文の意味そのものと混同せずに済みます。確信がなくても、読むことは始められます。問いが残ることも読書の成果です。書物をさらに知る間、応答は仮のものとしておけます。
04
次に戻る場所を決めて終える
閉じる前に、読んだ箇所と次に読む場所を記録します。同じ場面を再読しても、次のまとまりへ進んでも構いません。続ける場合は、今回の結びにあった問いを思い出して始めましょう。
続けやすい始め方には、戻る場所があります。特別なノート、長い連続記録、すべての問いへの答えは必要ありません。箇所、気づき一つ、未解決の問い一つをまとめて残します。小さな記録が重なると、読書を通して何を学んでいるかが見えやすくなります。
詳しい手順と実例は、初心者向けの聖書の学び方へ。ノートに戻る際も、観察、解釈、応答を分けて整理してください。
私たちによる説明 · 聖書本文とは別の文章
説明の実例
観察:嵐の中で弟子たちはイエスを起こし、場面はイエスについての問いで終わります。これは本文の言葉と展開を追った説明です。人生のあらゆる「嵐」の意味まで決める必要はありません。
疑問:風と海が静まった後も、なぜ弟子たちの反応が描かれるのでしょうか。マルコをさらに読むと、イエスが誰なのかという問いの展開を考えられます。
応答の案:この場面を読む前に、自分が何を当然と思っていたかに気づきたいです。これは個人の応答であり、マルコの本文を加筆したものではありません。同じ細部から、別の応答を考える人もいるでしょう。
自分で試してみる
実際に試してみる
場面を三文でまとめ、転機を説明する一文に下線を引きます。結びの問いは、参照箇所、または翻訳名を添えた正確な引用として書いてください。その下に、自分の問いを書く一行を空けておきます。
読みながら生まれる問い
最初の読書で、どこまで理解すればよいですか?
誰が登場し、何が起き、どんな問いが残るかから始めましょう。理解は後で深められます。根拠のない大きな結論より、本文で確かめられる小さな気づきが役立ちます。
あなたの言葉を残す場所
思いを残す。
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書きたいときに、短い言葉からどうぞ。
