詩篇91篇 — 全文
以下は口語訳(1954/1955年版)の全16節です。後の説明は編集による振り返りで、聖書本文とは別のものです。
1いと高き者のもとにある隠れ場に住む人、全能者の陰にやどる人は
2主に言うであろう、「わが避け所、わが城、わが信頼しまつるわが神」と。
3主はあなたをかりゅうどのわなと、恐ろしい疫病から助け出されるからである。
4主はその羽をもって、あなたをおおわれる。あなたはその翼の下に避け所を得るであろう。そのまことは大盾、また小盾である。
5あなたは夜の恐ろしい物をも、昼に飛んでくる矢をも恐れることはない。
6また暗やみに歩きまわる疫病をも、真昼に荒す滅びをも恐れることはない。
7たとい千人はあなたのかたわらに倒れ、万人はあなたの右に倒れても、その災はあなたに近づくことはない。
8あなたはただ、その目をもって見、悪しき者の報いを見るだけである。
9あなたは主を避け所とし、いと高き者をすまいとしたので、
10災はあなたに臨まず、悩みはあなたの天幕に近づくことはない。
11これは主があなたのために天使たちに命じて、あなたの歩むすべての道であなたを守らせられるからである。
12彼らはその手で、あなたをささえ、石に足を打ちつけることのないようにする。
13あなたはししと、まむしとを踏み、若いししと、へびとを足の下に踏みにじるであろう。
14彼はわたしを愛して離れないゆえに、わたしは彼を助けよう。彼はわが名を知るゆえに、わたしは彼を守る。
15彼がわたしを呼ぶとき、わたしは彼に答える。わたしは彼の悩みのときに、共にいて、彼を救い、彼に光栄を与えよう。
16わたしは長寿をもって彼を満ち足らせ、わが救を彼に示すであろう。
詩篇91篇は何を語っていますか?
詩篇91篇は、危険のある世界で神を避け所とすることを語ります。隠れ場、陰、翼、盾、とりでは、守りをそれぞれ違う形で描きます。安全を確保する手順から始まるのではなく、信頼の関係から始まる詩です。
脅威のことばが具体的になることにも目を向けてください。夜と昼、暗闇と真昼、隠れたわなと目に見える争いが、一つの詩に登場します。全篇を読むと、安心を語ることばを、実際に挙げられる危険とともに聞けます。
語り手も変化します。冒頭は、いと高き者の隠れ場に住む人を描きます。次に一人称の告白があり、その後の多くは「あなた」に語りかけ、結びは神のことばになります。自分に当てはめる前に、誰が誰に話しているかを確かめましょう。
このガイドは、その流れをたどります。詩の成立を特定の歴史的出来事に断定するものではありません。本文と、本文自体が生む問いに注意を向けます。
詩篇91篇1〜4節 — 避け所、陰、信頼
最初の四節を、一つのまとまりとして読んでください。避け所やとりでは保護を描き、翼は別の形で守りを表します。これらは詩の情景で、建築の指示でも、文字どおりの羽の説明でもありません。
2節の一人称の告白にも意味があります。長い語りかけに入る前に、語り手は信頼を言葉にしています。ノートには、語り手が言っていることを先に書き、自分の応答は別に残しましょう。
どの情景が心に留まりますか? とりでは強さや境界を、翼は近さや世話を思わせるかもしれません。すべてを一つの抽象的な意味にまとめず、それぞれの違いを考えてください。
今週どこに安心を求めたか、言葉にしてみることもできます。それは詩から生まれたあなたの振り返りです。詩篇91篇の正確な引用とは別の行に書いてください。
詩篇91篇5〜13節 — 約束を丁寧に読む
中盤には、危険と守りの情景が続きます。強いことばだからこそ、日々のすべての出来事への独立した保証としてではなく、詩全体の一部として読むことが大切です。
11〜12節は、マタイ4章1〜11節の誘惑の場面にも登場します。イエスに飛び降りるよう求める中で引用されますが、イエスは神を試すことを拒みます。二つの箇所を合わせて読むと、信頼と、望む結果を得るために危険を作り出すこととの違いが見えてきます。
この詩を、被害、病気、喪失を経験した人への非難に使うべきではありません。苦しみの大きさは、その人の信仰を診断する尺度ではありません。結びには、悩みの中で神が共にいるということばもあります。
つながりを考えた後、もう一度全体を読んでください。何が危険を、何が守りを表していますか? 聞きたい一行だけでなく、両方に注意すると、何が変わりますか?
詩篇91篇14〜16節 — 悩みの中で共にいる
結びでは、語り手が神の直接のことばへと変わります。声に出して読み、救い、守り、答え、共にいるという行動の流れに目を向けてください。
悩みの中で共にいるということばは、その流れの一部です。危険が詩から消えてしまったわけではありません。冒頭の関係が、呼び求めることと答えることを通して再び現れます。
冒頭の告白と結びを並べて考えてみましょう。語り手は何を神に委ね、結びはどんな存在の仕方を語っていますか? すべての情景を明日の予測に変えずに、この問いを考えられます。
心に残る一行があれば、出典と翻訳名を添えて正確に写してください。その後、詩全体の中での位置を自分の言葉で説明すると、後で文脈を思い出しやすくなります。
詩篇91篇を祈りにつなげる
まず詩篇91篇を通して読みます。避け所を描く情景と、危険や悩みに触れる一行を一つずつ選び、それぞれが心に留まった理由を書いてください。祈る前に、難しいことを消す必要はありません。
次に、気がかりを自分の言葉で表します。知恵、大切な人への助け、難しい状況での落ち着きを願ってもよいでしょう。会話、責任、助けを求めることなど、具体的な一歩も合わせて考えます。
最後に結びを読み返します。振り返りは、結果を強制する方法ではありません。問いを残したまま、またこの詩に戻れます。恐れや祈りのためのほかの箇所は、不安に関する聖句にもあります。
読みながら生まれる問い
ここにある詩篇91篇は、どの翻訳ですか?
口語訳(1954/1955年版)を引用しています。原文のことばと節番号を保っています。新共同訳や聖書協会共同訳ではありません。解説は編集によるオリジナルの振り返りです。
詩篇91篇は、悪いことが何も起きないと約束していますか?
悩みの中で神が共にいるという結びも含めて、全篇を読んでください。マタイ4章の誘惑の場面は、このことばを神を試す理由や、他の人の苦しみを軽く見る理由にしてはいけないことも示しています。
文脈を保ちながら詩篇91篇を覚えるには?
短い部分を選び、出典と翻訳名を添え、詩の中での位置も説明してみてください。定期的に全16節へ戻ることで、覚えた一行と全体のつながりを保てます。
振り返りの時間
詩篇91篇のどの情景が、気がかりを言葉にする助けになりますか? 全篇を読むと、その情景の意味はどう広がりますか?
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